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【ワールドトリガー】Tone in full glory

第2章 ボーダー



開発室へ戻り、
鬼怒田と話すことに。



遣うときは、信号を出して。
一時的に、完全に音を遮断することで。
自軍に被害が出ないようにしていたと説明。


「なるほどな」


それなら、さほど難しくはなさそうだ。
鬼怒田は顎に手を当て、頷き。
早速、実用化するために手を打とうと張り切る。



「……―――――」








カノンは開発室を出た。
その足取りは、少しばかり重い。



すべてを言う必要は無い。
そう思いながら。
小さな溜息を漏らす。




プルルルル

聞きなれない電子音。
沢村にスマホを渡されたことを忘れていた。
急ぎポケットから取り出す。


「はい」
「カノンさん?俺だよ」


他の隊員と約束していて、
その前に寄ったらしい。
番号は沢村に聞いたという。


「遊真くんは、いまどこ?」
「食堂で待ち合わせしてて。もう行かなきゃ」


よかったら紹介するよと言われ。
特に予定もないし、向かうことに。


「ええと、食堂、…………」


きょろきょろしていると。
横から声を掛けられる。


「こんにちは。あなた、空閑くんの知り合いなの?」


彼女は、加古望といった。
知った名前が聞こえたからと。
食堂に行きたいことを伝えると、
案内すると言ってくれる。


「あら、Kなのね」


イニシャル、Kにこだわりがあるようで。
断られたが、遊真を勧誘したことがあるという。
そうこうしていると、遊真の姿を見つけ、手を振る。


「加古さん?…………あ、」


影浦と北添が一緒に歩いてきた。
一同、顔を合わせる。


「誰だ?」
「俺の姉ってことに」
「そうなの?」



自己紹介を済ませ。
加古はじゃあまたね、とその場から離れた。


「で、つええのか」
「んー、そこそこ?」
「ええ、それって結構なんじゃないの」


カノンは慌てて遊真の言葉を否定する。

ある程度なら動けはするものの。
異質なトリガー持ちであることから、
そこまで近接戦を想定して訓練していない。





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