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たまのケージ【ヒロアカ】

第18章 会長の秘密(ホークス)


それは、ある日の夕方の事。

「ただいまー」

玄関の方から聞こえたのは、私の旦那の声。

今日は仕事が終わるのが早かったみたいだ。

「おかえり、会長」
私は、夕飯の準備をしながら振り返らずにそう言った。
「ちょっと繭莉ちゃん、会長は止めてって言ってるじゃない」
「だって、会長は会長じゃん。よっ、公安委員会会長!」
「あのね……」


そう。


私の旦那は、公安委員会会長。

ヒーロー名は、ホークス。

本名は、鷹見啓悟。

ちゃんとした名前があるんだから、本名で呼べばいいじゃんと思われそうだけど、正直なんか恥ずかしい。

だから、わざと会長なんて呼んでしまっている。


私達は、1年前に籍を入れた。


そりゃ、プロポーズされた時は嬉しかったよ?

この人と結婚とは程遠いなぁなんて正直思ってたから。

そう、嬉しかった。

「あ、そうだ会長。明日、冬美さんと会うけど。何か言う事ある?エンデヴァーさんに言う事でもいいいけど」
「あ、そう……んー……特に」
「えーないの?エンデヴァーさんだよ?会長エンデヴァーさん好きじゃん、ホントにないの?」
若干茶化し気味にそう言うと、後ろから突然抱きしめられて持っていたおたまがポチャンと鍋の中に落ちた。
「わっ!なに、会長どうしたの?」

「……繭莉」

 ……あ……

「なんで、いきなり……シたくなるポイントなんてなかったのに……」
「エンデヴァーさんより、繭莉が好きなんだけど」
「……そ、そぉ……」

普段は繭莉ちゃん、なんて呼ぶくせにこの男はえっちしたい時私を呼び捨てにする。

そんな時まで、私だって彼を会長呼びはしない。
いいよって言う代わりに私はこう返す。

「でも、ご飯は?……啓悟……」
「……あとで……」


お互いが呼び捨てで名前を呼びあったら、交渉成立。

「繭莉……」

啓悟はいつも、子供が大事なものをぎゅっとするみたいに私に抱きついてくる。

そうされると、いつもなんか可愛いななんて思ってしまう。
いや、私達同い年なんだけども。

「……甘えん坊」
「いいよ、それで」

項にちゅっとキスされて、そこから熱がじわりと全身に広がっていく。

「んっ」
「かーわいー、繭莉」
「あっ!」

エプロンの紐を解かれて、啓悟の手が服の中に入ってくる。
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