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たまのケージ【ヒロアカ】

第17章 サイドキックのつくりかた(爆豪勝己)


別に、これから事務所に行くならそこで直接言えばいいのに何故彼女はわざわざここで話しているのだろうか。

「はい、はい……ありがとうございます、相澤さん」

 はぁっ!?

 相澤さんだぁ!?


そう。


繭莉が話していたのはベストジーニストではなく、あろう事か相澤消太だったのだ。

 なんだアイツ、まだ相澤先生と……!

 つーか相澤先生も相澤先生で……クッソ……!

「はい、では……失礼します」
繭莉が通話を切るのと同時に、後ろから乱暴に抱き寄せる。
「きゃっ!あ、え、勝己さん?」
「てめぇ!まだ相澤先生と繋がってんのか!」
抱き寄せられたと思ったらいきなり怒られて、勝己の腕の中でビックリする繭莉。
「あ、あのっ、違くて、えっと……!」
「何が違えんだよ!あぁ!?」
「たっ、たまたま用事があったって……言われたからついでにサイドキックに戻ろうと思うって……報告を……」
そこまで言ってシュンと項垂れてしまった繭莉を見て、勝己は溜息を吐いた。

「……はぁ……てめぇには分からせねぇといけねぇな?」
「な、なにを……?」
恐る恐る勝己の方を振り返った繭莉に噛み付くようなキスをする。
「んっ!……は、んぅ……っ……」
「は……自分のオトコが誰かっつう事をだよ」
「そ、そんな……あっ!?」

服の上からでも分かる程勃起した自身をぐりぐりとお尻に押し付けると、目の前の小さな身体がビクっと跳ねた。

「か、勝己さん待って、これから仕事っ……」
顔を真っ赤に染めた繭莉が抗議の声を上げるけれど、もうどうでもいい。
「遅刻する覚悟、しとけや」
「っ!だ、だめ……っあ!」





この後、繭莉が始業に遅れたのは言うまでもない。





勝己の意外と想定外の毎日はこれからもしばらく続く……のかもしれない。







                     おわり
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