第17章 サイドキックのつくりかた(爆豪勝己)
身体がぶるりと勝手に震えて、もう自分は限界なんだと勝己は悟った。
「っう、はぁっ……出す、ぞ……!」
「あっ、ん、ぅんっ、あ、あぅっ、あぁぁっ!」
先に絶頂した繭莉の苦しい位のナカの締め付けに持っていかれて、薄膜の中に思い切り吐精する。
「……は……」
ずるりとナカから自身を引き抜くと、そこから愛液が溢れ出して繭莉の太腿につぅっと垂れた。
「……っ……」
それを見ただけで、また勝己の身体は勝手に反応してしまう。
……今更もう、何回ヤっても変わんねぇし。
「繭莉」
細い肩を掴んで仰向けにさせると、彼女の身体は妙に脱力している。
「おい……?」
「…………」
呼びかけるが、返事はない。
どうやら、繭莉は疲労困憊で意識を飛ばしてしまったらしい。
「ちっ……しゃーねぇな……」
ベッドサイドのティッシュを何枚か取ってぐしょぐしょの秘所を拭いて、布団を掛けてやる。
「……ん……すぅ……」
眠りに入っていく繭莉の頭をそっと撫でる。
すると、眠っているはずなのに彼女の口角が自然と上がる。
「……かつき……」
その幸せそうな寝顔と寝言に、つい顔が緩んでしまって、誰に見られているわけでもないのに急に恥ずかしくなってしまう。
やっぱり、繭莉といると自分が気持ち悪い。
でも、なんか幸せなのでこんな自分がいてもいいかと勝己は諦めて、もぞもぞと布団の中に入る。
そして、繭莉をぎゅっと抱きしめた。
身体と心、どちらも満たされた気持ちになって勝己は繭莉につられるように眠りに落ちた。
そして、朝。
「……ん……」
幸せなだるさを感じながら、勝己は目を覚ました。
昨晩、抱きしめていたはずの繭莉は、もう布団の中にはいなかった。
きっともう、朝の支度をしているのだろう。
しゃーねぇ……俺も起きっか……
起き上がると軽く伸びをして、服を着る。
そして、リビングに行くとキッチンの前で繭莉が何か言っている。
「……はい、そうなんです」
よく見ると、耳にスマホを押し当てているので誰かと話しているのだろう。
「私……ジーニストのサイドキックに戻ろうかと思ってます」
話し相手は、ベストジーニストだろうか。