第17章 サイドキックのつくりかた(爆豪勝己)
いまだにこういう事に慣れないのか、少し震える身体を抱き上げると「きゃっ」と小さく悲鳴を上げられる。
「んだぁ、いい加減慣れろや」
「っ、でも……」
そこで言葉を詰まらせて目をぎゅっと瞑る繭莉。
ったく。
まぁ……コイツが妙に慣れてんのもおかしいか。
「しゃーねぇな……てめぇはよ」
「ごめんなさ……あ……」
ベッドに小さな身体をおろすと、触れるだけのキスを何度かしながら着ているものを全部脱がしていく。
「んっ、ふ、あ……っきゃ!」
ドサッとベッドに繭莉を押し倒す。
すると、今にも涙が零れそうな程に潤んだ瞳がこちらを見上げてくる。
薄赤く上気した肌。
手のひらから伝わる柔らかな温かさ。
今の繭莉の全てに欲情してしまう。
「……痛くなるような事、しねぇから」
これが自分の口から出た声なのかと思う程優しい声が出た。
やっぱりそんな自分は気持ち悪いと思うけど、まだカタカタと震える繭莉がそれで少しでも安心するならそれでいいとも思ってしまう。
「ごめんなさい、私、こんな……」
「もう、黙って気持ち良くなってろ」
「え、あ、んん……っ……」
唇から頬、首筋、鎖骨、脇腹、おへそ。
優しく撫でるようにキスを落としていくと、繭莉の身体の震えもおさまって力が抜けていく。
「あ、あ、はぁ……っ、ん……」
恥じらいながらも気持ちよさそうな甘い声が聞こえる度に、勝己の理性はぐずぐずに溶かされていく。
両膝を持って脚を開かせると、繭莉がふるふると首を振った。
「や、そこ見ちゃ……っあ!」
秘所を指でなぞると、もうそこは少し濡れていて少し力を入れたらすんなり指が入ってしまいそうだ。
「すげ、濡れてる……」
「そ、んな、あっ、言っちゃ……やぁっ……」
焦らすように淫芽と秘所を行き来するように指で擦ると、じわじわと愛液が溢れて勝己の指を汚していく。
「なぁ、指、欲しい?」
繭莉がそんな恥ずかしい質問に答えられる訳がないのは分かっているのに、たまには強請って欲しくてそう訊いていた。
すると、目からぽろりと涙を零した繭莉がコクンと頷いた。
「っ!繭莉……」
意外な反応。
もう、それだけで勝己の残り少なかった理性は溶けてなくなっていった。