【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】
第14章 The Geometry of
ドアを開けても、しばらく二人は黒尾が居ることに気が付かなかった。
「あ…っ研磨っ…っ。」
黒尾の目の前に広がっているのは、仁美を組み敷いて律動を繰り返す研磨の姿と、そんな研磨に応えてるように名前を呼ぶ仁美の姿だった。
行為に夢中なのか、キスに夢中で気付かないのか分からない。
だけど自分に気付かない二人に、黒尾はゆっくりとベットに近づく。
「…俺には嫌だばかりなのに、研磨には許すのな…。」
黒尾の声が聞こえて、二人はやっと彼の存在に気が付いた。
二人は一瞬体を強張らせてソコに立っている黒尾の姿を見た。
「…クロ…。」
顔を俯かせている黒尾に声をかけたのは研磨だった。
仁美は驚いた顔のまま、黒尾の姿を凝視している。
買い物に行ってうのだろうか。
黒尾の手にはコンビニの袋が握られていた。
「…はぁ… 仁美。」
黒尾は大きく息を吐くと、二人が重なっているベットに腰を下ろした。
ギシッと黒尾の重みでベットが沈む。