• テキストサイズ

【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】

第10章 Honeyed Threat


新しい通知はない。

けれど、それを確かめずにはいられなかった。




“今日、一日一緒にいる”




仁美 が昨夜そう言った瞬間、黒尾の胸の奥に湧き上がった感情は、恋というより、もっと別のものだった。





安心と……所有欲。




彼はそれを自分でも笑えるほど自覚していた。












仁美 と合流すると、黒尾は自然を装いながらも、その指先を絡めるまでの時間が妙に早かった。





「今日は全部、俺がつきあうから。」




言葉は軽く。

でも掴んだ手は離さない。





家につくと、黒尾は迷いなく 仁美 を自分の部屋に入れる。




勉強道具を机に広げる 仁美 を、黒尾はベッドに座ってずっと見ていた。




ページをめくる手の動き、眉間に寄る皺、伏せた睫毛。





ひとつひとつが愛しくて。

ひとつひとつが不安だった。




彼女が自分の知らない誰かに、こんな表情を向ける未来を、どうしても想像したくなかった。

/ 352ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp