第109章 妖しい三人の夜〜冨岡義勇【R強強】
義勇は、その言葉に一気に頭に血が昇った。
先ほどまでの誠実さや迷いは完全に吹き飛び、胸の奥底で黒々とした嫉妬が露わになる。
「時透ではない……!」
低く唸るような声とともに、義勇は容赦なく指をゆきのなかに深く挿入した。
不意を突かれた刺激に、ゆきは甘い声を漏らしながらも、思わず義勇の背中にしがみつく。
そして、潤んだ瞳で彼の名前ではなく、再び別の男の名を呼んだ。
「あっ…あんっ、む、むいちろくん…あっ」
「俺の名を呼んでくれ…」
義勇は指を中で折り曲げるようにして激しくかき混ぜた。
敏感な内壁を容赦なく抉られると、ゆきはすぐに身体を激しく震わせた。
ビクッ、ビクッと快感の波に呑まれ、その場で果ててしまった。
虚ろな目で宙を見つめ、どこか夢心地のまま荒い息を吐くゆき
ーゆきはまだ、自分ではなく時透に抱かれていると錯覚しているのだろうかー
その事実が、義勇の胸を焦がすような痛みを伴う…。
名残惜しそうに指をゆっくりと引き抜くと、そこには艶やかな蜜がたっぷりとまとわりついていた。
義勇はそれを隠すこともせず、ゆきの目の前で舐め上げてみせる。
「……今から、俺をしっかりと感じさせてやる」
耳元で低く囁くと、義勇は自らの寝間着の腰紐を乱暴にほどき、完全に脱ぎ捨てた。
火照った筋肉の隆起する美しい身体が、ゆきの身体に覆い被さる。
逃げ場を塞ぐように両腕を突き立て、義勇は熱を帯びた瞳でゆきを見つめる。
媚薬に侵されたゆきの意識がどこにあろうとも、もう関係ない。
これからは自分だけを感じさせ、その脳裏から時透の存在を完全に塗り替えてみせる。
俺を感じで欲しい…俺で何度も果てて欲しい
そう決意した義勇の身体が、一線を越えてゆっくりと、ゆきの蜜が溢れだす熱くなった中に侵入していく…。
「ほら…もう少し足を開け、もっと奥まで入れたい」
媚薬で、朦朧としている意識の中でも義勇の圧倒的に大きな熱に少し怖さを感じたのか、ゆきは自然と足を閉じて侵入を拒んでしまっていた。
「あっ…嫌っ…むいちろ…くん」
遠い意識の中で、いつもの無一郎とどこか違う違和感を感じ取ったゆきは、拒みだしたのだった…。