第107章 足の怪我〜時透無一郎【R強強】冨岡義勇【R微】
「無一郎くん…抱いて…」
ゆきのその言葉を聞いた瞬間、無一郎の胸は張り裂けそうになった。
「…ゆき…!」
耐えかねたように溢れ出した愛おしさが理性を塗りつぶす。
無一郎は勢いよくゆきの寝間着を解いていった。
灯りに照らされて露わになる、白く綺麗な肌。
無一郎はその肌に舌を這わせ、軽く吸い付きながら、首筋から鎖骨、胸元へと深く痕を残していく。
明日からのいつ帰れるかわからない任務への不安を、塗りつぶすように、「僕のものだ」という証を刻みつけていく。
ゆきもまた、甘く切ない声を漏らしながら、無一郎の濡れた髪を優しく撫でた。
拒む理由など何一つない。
無一郎は自分の婚約者だ。
いつ帰れるかわからない任務を前に、本能が互いを求め合うのは当然のことだった。
美月や義勇のことで糸が絡み合い、すれ違っていた切ない日々…。
だが今夜は、そんなことを全て忘れるくらい愛し合えば全て忘れて元の二人に戻れるのでは?
二人お互いそう思いながら肌を重ねていた。
「ゆき…愛してる……」
熱く甘い声とともに、無一郎はゆきの腰を引き寄せ、溶け合うように深く重なり合った。
「あっ… ん、ふあっ…ん…」
身体を満たす熱い感覚に、ゆきは無一郎の背中に強くしがみついた。
肌が擦れ合い、生々しい蜜の音が部屋に響くたび、甘い痺れが全身を駆け巡る…。
「ハァ…ハァ…離したくない……僕だけを思っていて…」
無一郎の動きは激しさを増し、狂おしいほどの情熱でゆきを追い詰めていく。
「あっ…あっ…あん…あっ」
「気持ちいいの?ゆき…?」
「う…う、ん…」
無一郎は、ゆきをなおも激しく求める…
「ゆき…で、出ちゃいそう…」
ゆきは、動きに激しさを増す無一郎の背中に腕を回し、しがみついた。
無一郎が、絶頂を迎えると共に熱いものが中で波打ち、白い愛の証が解き放たれた。
ドクドクとゆきの中で儚く注がれる。
ぐったりと自分の胸の上に倒れ込む無一郎の髪をゆきは、撫でてあげた。
だが…まだ終わりではなかった…。
「ゆきは、まだ気持ちよくなってないでしょ?」
そう胸元で、囁くと無一郎は身体を起こした。