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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第27章 邂逅




「ソレト、モウ一ツ…
刀鍛冶ノ里ノ人達ハ
今、里ノ移転作業ヲ行ッテル。

刀ノ手入レヲシテル間ハ
モ里ノ人達ヲ手伝ッテアゲテ欲シイッテ。」


『そんなのお安い御用だよ!!
じゃあすぐに準備するねっ!!』


「!!チョット…!!マダ伝エル事ガ…、

…ッテ、モウ居ナイシ!!馬鹿!!」





早く里に行って刀を直してもらって…

帰って来たら
柱稽古の様子を順番に見て回って
私も鍛えてもらうんだ…!!



そう意気込みながら荷物を纏めた私は
蝶屋敷のみんなに声をかけてから外に出た。





し「あらさん、お出掛けですか?」

『しのぶちゃんっ!!おかえり!』




しのぶちゃんは柱稽古に参加していないらしいけど、ここ最近は日が暮れる時刻に屋敷を出て

今の時刻…、大体午前中の時間帯に屋敷へ帰ってくる。



そんなしのぶちゃんにも
これから刀鍛冶の里ヘ向かうことを伝えると

にっこり笑顔で微笑んでいた。




し「ふふっ、なるほど〜。
だから冨岡さんが居たんですね〜」

『え…!?冨岡さん!?なんで…!?』




ついさっき決まったことだから
冨岡さんは絶対知らないはずで…



でも、しのぶちゃんが嘘を言っているとは思えなくて、慌てて門の外をこっそり覗くと、


少し離れた場所の塀の辺りに
冨岡さんが1人で立っていた。





『ほ、ほんとだ…。でもどうして…』




しのぶちゃんに説明を求めようと顔を向けると、鴉のカヨちゃんが私の肩に止まり、嘴で頬をつついてきた。





「馬鹿!マダ話ノ途中ダッタノニ!!」

『いたっ!い、痛い痛いっ!!ごめんなさい!!』




…てっきりさっき聞いた話で全部かと思ってたけど、そうじゃなかったみたい。



突かれたことで痛む頬を手でスリスリと摩りながら、カヨちゃんの話をしのぶちゃんと共に聞いた。




「刀鍛冶ノ里ニハ水柱モ同行スル、
ノ護衛トシテ、念ノ為ネ。」


『えー…?私1人でも大丈夫なのに…。』





私の都合で冨岡さんも一緒に来てもらうなんて
本当にいいのかな…。





…まぁ、冨岡さんにとっては任務だろうけど
一緒にいられるのは正直なところ嬉しい。





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