• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第26章 痕跡 ✴︎




「の笑顔を見ていたら
口付けたくなった…。」


『っ…』


「可愛くて眩しいその笑顔が…
また近くで見られるようになって…
…嬉しい。」


『それは…、
冨岡さんがいてくれるからですよ…』





この時代に来て鬼に殺されそうだった私を
冨岡さんが助けてくれて、命を救われたあの日から、幸せだと思える日々を過ごせるようになった。


鬼殺隊に関わる色んな人達と出会って
鬼狩りの仕事や鍛錬とか、大変だと思う事もあったけど

令和時代にいた頃の自分とは
比べ物にならないほど笑う機会が増えた…、


大切な人達もたくさんできた…、



冨岡さんと出会ったことで、今の私があるんだ。






『冨岡さん…、本当にありがとうございます。』

「礼なら先程も聞いたが…」

『えへへっ、色んな意味を込めてのお礼です!』

「…??」




私のお礼の意味が分かっていない様子の冨岡さんは、そろそろ仕事に向かうようで、真面目な顔つきに変わった。





『お気をつけて…、警備、頑張って下さいね。』

「あぁ、…行ってくる。」





私に背を向けて歩き出した冨岡さんは歩くのが早くて、あっという間に夜道の奥へと消えて行った。


そんな冨岡さんの後ろ姿を見送っていた時、私は気付いたことがあった。




『冨岡さんの羽織り…
ほつれてる所見つけちゃった…』



羽織りの左側の後ろ部分…
錆兎さんの形見が使われている方に
僅かだけど糸がほつれて破れかかっているのを見つけた。





『…よし!今度会えた時に直させてもらおう!』




幸いな事に
今日の昼間、鱗滝さんから
錆兎さんの形見だった布を預かってるし…




早速その布を使わせて貰えることに嬉しく思いながら、私は蝶屋敷の中に入って行った。







/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp