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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第25章 意識




「に…、詫びを入れたい。」

「…。」

「悪かった…。は今…どこに…」

「カァーーーーー…」






アイツの居場所を尋ねようとしていた時
鴉が道場の中に入って来て、俺の目の前に降り立った。


…その鴉は久しぶりに見る、見覚えのある鴉だった。




「鱗滝殿カラ、オ手紙デス。オ届ケニ参リマシタ。」

「…。」





…本当は直ぐにでもの元へ向かいたかったが、かつての師からの手紙を無視する訳にもいかず

鴉の足に結え付けられている紙を解き手に取ると
鴉はすぐに立ち去って行った。



そして、折り畳まれていた手紙を開き
文に目を通した俺は、驚きのあまり目を見開き…



を想う気持ちが更に大きくなるのが分かった。






「…さんは今、
柱稽古の内容を確認する為
柱達の屋敷を順番に回っているはずです。」

「胡蝶…、また改めて礼を…」

「貴方からの御礼など不要です。
…早く行って下さい。
でないと私は、今すぐに貴方を殺してしまいそうです。」

「…失礼する。」





師範からの手紙を懐にしまい
俺はすぐに道場を飛び出し、屋敷を後にした。





早く…………







に会いたい…。







今アイツがどの柱の屋敷にいるかは分からないが
虱潰しに行けば会える…、


例え会うことを拒絶されたとしても
俺はもう逃げない……、逃げる訳にはいかない…。



胡蝶から聞いた話だけではなく
先程届けられた師からの手紙によって
俺はに全てを話す覚悟を決める事が出来た。





「……っ」





走りながらの事を想う気持ちと共に
俺の頭の中には、師範の手紙に書かれていた言葉がずっと渦巻いていた。




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