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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第25章 意識




は自分のことより
いつも他人の事ばかりを気遣っていた…。


泣いているところを人に見られれば
その理由を説明しなければならなくなる…、


つまりそれは…





「俺が責められるのを防ぐ為、か…」

「流石にそれは分かったようですね。」

「は優しい女だからな…。」





…アイツの優しさに俺は何度も救われた。



誰にでも優しく接するのことを
俺は心の底から愛しいと思ってる…。


だから生涯を共にし
命が尽きるまでと一緒にいたいと望んでいた。





「冨岡さん…、お二人の事で私が口を挟むのは間違っているかもしれませんが…、
さんを傷付けて悲しませるなら話は別です。
とても黙っていることなど出来ず、貴方に会いに来ました。」


「…。」


「本当に…貴方って人は…っ、



何故さんのような優しい人を
平気な顔して傷付けたんですか!?!?
あの人がどれほど貴方を想っていたか…!!
言葉足らずな所にも
限度というものがあるでしょう!!!」


「っ、胡蝶…」




…目の前にいる胡蝶が怒鳴る所は初めて見た。




勢いよく言葉を発し、俺に罵声を浴びさせ
肩で息をするほど怒りに震えている…。


…だが、俺のした事は
胡蝶がこのように怒り狂うのは当然だ。





「…。っ、…」




名前を呟くだけで
アイツに対しての愛しさが込み上げてくる……。



胡蝶から先程聞いた話の中で
俺の名前を呟きながら泣いていることを知り

もまだ俺の事を想ってくれているのが…、途轍もなく嬉しかった…。


嫌われてもいい、などと思い込もうとしていたが
本当の望みは違うんだ…。





俺の本心は、と離れることではない…。



ちゃんと自分の言葉で…に伝えなければ…。






意を決し、覚悟を決めた俺は立ち上がり
未だ睨み続けている胡蝶に視線を向けた。





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