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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第25章 意識




「カァーーーーー」

『ん…?カヨちゃん…?』





鱗滝さんの住まいだった狭霧山から
蝶屋敷までの帰宅途中…、



鎹鴉のカヨちゃんの鳴き声が聞こえて
私は足を止めて立ち止まった。




腕を曲げて降り立つのを待ち
空から来たカヨちゃんは、ゆっくりと私の腕に止まった。





「、コレカラ鬼殺隊内デ
柱稽古ヲ行ウ事ガ決マッタヨ。」

『え?柱稽古…?』





カヨちゃんの話によると
私が柱の人に稽古をしてもらってたように
他の鬼殺隊士の人達も稽古をつけてもらう事になったらしい。




…稽古を行うことになった理由は
恐らく最後の戦いが近づいて来てるから。



先日の刀鍛冶の里の戦いで
禰󠄀豆子ちゃんが鬼であるにも関わらず、太陽を克服した為…。


鬼舞辻無惨もその事には気付いていて
自分が不死になる為に、必ず禰󠄀豆子ちゃんを狙ってくる…、


鬼舞辻は鬼のボス…
そんな強い敵が自ら動き出したら
今までよりもさらに大きな戦いが起きるはずだと予想できる。



全ての鬼を滅殺する為には
鬼舞辻無惨を倒すしかない…。


鬼殺隊のみんなが一丸となって、鬼舞辻を倒す為に
柱稽古によって総合的な技能、身体能力向上を目指しているとの事だった。





『あの地獄のような稽古をみんなやるんだ…』


「…。」


『??カヨちゃん?』


「…、水柱ノ事…、ドウスルノ?」


『あ……、うん…、
あの人の事は諦めるつもりだよ。』


「…ソウ。」





もった色々突っ込まれるかと思ったのに
カヨちゃんはすぐに納得してくれたようだった。

それは気を遣ってくれているのか
私の本音だと汲み取ってくれたのかは分からないけど、何も聞いてこなかったのは、正直言うと助かった。


鱗滝さんとの話を思い出すだけで
また泣きそうになっちゃうから…。




別れた今でも冨岡さんのことは
好きで好きで、どうしようもなく大好きで仕方ないけど、同じ鬼殺隊に属しているんだし

今の私が冨岡さんの為に出来ることと言えば…


もっともっと強くなって鬼を倒す……

ただそれだけだ。




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