第22章 恐怖
不「テメェ…、
自分の女がこんな目に遭ったってのに
意識が戻るまで側にいてやらねェのかよ。」
「俺がここにいても、何もできる事はない。」
不「ンな事聞いてんじゃねェ!!
に心配の気持ちはねーのか!?!?」
心配に決まってる…
できる事ならの側にいたい…。
蝶屋敷に来る時もが心配で
全力で駆け付けて来たんだ…。
だが、負傷したを見ていると
己の不甲斐なさを感じて
無力な己に嫌気が差し、嫌悪感に打ちのめされそうになる。
こんな俺が本当にを守る資格があるのかと…
そう思えてならなくなるんだ…。
「…胡蝶、のこと、宜しく頼む。」
し「…、分かりました。
意識が戻ったら鴉を飛ばしますね。」
不「っ、おい冨岡!!待ちやがれ!!!!」
不死川の質問に答えず
俺は背を向けたまま胡蝶へ声を掛け病室を出たが…
不「おい!!待てっつってんだろうが!!!!」
不死川は怒りながら俺を追いかけて来て
背後から強く肩を掴んで来た。
「テメェふざけんなよ…?
があんな状態になるまで
1人で戦ったっつーのに…、人任せにして帰る気つもりか!?!?」
「…。」
「っ、何とか言えよ!!!」
「…。」
不死川の怒りながらの発言に
俺は何も言い返すことが出来ず、無言を貫いた。
俺は、大事な女1人守れない男だ…
こんな俺がの側にいたところで
してやれる事など何もない…。
…俺なんかより、胡蝶が側にいた方が
もきっと安心するだろう。
「不死川…、を救ってくれたこと…、礼を言う。」
「あ゛…?俺の話聞いてんのか!?
このまま帰るなんて許さねェぞ!?」
許さないと言われても
今は…、の顔を見るのが辛いんだ…
負傷したを見ていると
胸が苦しくて苦しくて…、とても耐えれそうにない…。