第22章 恐怖
鬼は不死川さんが倒してくれたけど
発情作用の毒は全く衰える事はなくて…
むしろ益々抑えるのがキツくなってきてる状態だし、もう自分で自分を慰めて楽になりたい、と思ってるくらいなんだから…。
『はぁっ…、はぁ……んッ…』
「……おい、大丈夫かよ…」
『っ、ひゃぁッ…!』
不死川さんは毒が回った私の状態を確認する為
床に倒れた状態のままの私の元へ近付き
優しく肩に触れた。
たったそれだけなのに
全身が性感帯になっている今の私は
少し触れられただけで、ドクン、と心臓が高鳴り、恥ずかしい声が出てしまった。
「おい…ッ、その声やめろよ…」
『だっ、て…ッ、ん…っ』
「〜〜ッ…、」
どうしよう…
不死川さんが目の前にいるのに
体の疼きが抑えられない…、
全身が熱くて、下半身がジンジンする…。
早くこの感覚を…発散させたい…。
「チッ…、今から胡蝶に薬をよこすよう頼んでも
間に合いそうにねェな…。」
『ぁ…んん…ッ…、しな、ずが、わさ…っ』
「っ、馬鹿野郎が…、ンな目で見てんじゃねェ…」
今の私って、一体どんな目をしてるの…?
そんな事を疑問に思っていると
不死川さんは真剣な表情で、寝転がっている私を見下ろしていたけど、何故か距離を縮めてきた。
「おい…、体、辛ェだろ?
今すぐに楽にしてやるから動くんじゃねェぞ。」
『ぇ…?なに、を…』
「…。いいから動くな。」
『っ…』
不死川さんの目があまりにも真剣で
一体何をされるのか…、不安で仕方なかったけど
体の疼きに耐えながらジッとしていると
不死川さんの手が目には見えないスピードで動き出した。
『ッ、ぐっ…ぁ…』
「…こうするしか俺には思い浮かばねェ。
悪く思うなよ…」
あぁ…、そっか…、
楽になる為には気を失えば良かったんだ…。
不死川さんは私を気絶させる為に
首に手刀を振り下ろしてくれた。
ほんの少し痛みは感じたけど
性欲が抑えきれなくなりそうなあの感覚よりはずっといい…。