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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第55章 告げられる想い、壊れていく心 ※


でも、爆豪はそれを別の意味で受け取った。

爆「……いい」

少し間を置いて、

爆「……よかねぇけど。今は、いい。頼ってくれるだけで、十分だ」

の喉が詰まる。

「……ありがとう……」

その一言で、涙が溢れた。

爆豪は舌打ちして、でも乱暴にはしなかった。

爆「俺ァ、何回だって言う」

の顔を、まっすぐ見つめて。

爆「が好きだ。……いや、好きとかじゃねぇ」

拳を握りしめる。

爆「でもこれは、が俺のことを“ちゃんと好き”になったら言う」

「……うん……」

涙が、ぽろりと落ちる。

爆「泣くなや……」

爆豪は器用に、その涙を拭った。

そして、そっと優しいキスが、額から、頬へと落ちてくる。

何度も、何度も。
確かめるみたいに。

爆「……今日は、ダメじゃねぇンか」

「……うん……」

爆「……そーかよ……」

最後に、想いを全部込めたみたいな、深いキス。

別れ際は、静かだった。

「また、ね」
爆「あぁ。無理すんなよ。またいつでも来い」

扉が閉まったあと、は廊下で立ち尽くす。

(……ごめんね、勝己)

声に出せないまま、胸の奥で何度も繰り返す。

部屋の中。
爆豪は一人、拳を握りしめた。

抱きしめることしかできない自分に腹が立つ。

支える。
何があっても、これからもずっと。

が去った扉を、長いこと見つめ続けていた。
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