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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第37章 導きの先、繋がる道


そしてこの日、爆豪より1日早く緑谷がA組に戻ってきた。

久々の教室は、緑谷を囲む笑顔と声で少しだけ明るくなっていた。
その光景を見て、はそっと目を細める。

相「全員席に着け」

相澤の低い声が響くと、すぐに生徒たちは静まり返った。

相「おはよう。じゃあ緑谷も戻ったところで、本格的にインターンの話をしていこう」

は、教室の前方にあるひとつの空席に目をやる。
相澤がちらりと視線を送り、短く告げた。

相「入っておいで」

ドアが開き、3人の上級生が姿を現す。
現・雄英生の頂点。
通称──“ビッグ3”。

生徒たちの背筋がピンと伸びた。

校内で最もプロヒーローに近い存在たち。
彼らの登場に、教室の空気が一瞬で変わる。

「じゃあ3人とも、自己紹介お願い!環から!」

天「…………」

天喰はグッと生徒たちを睨みつけ、硬直させた。

天「だめだ…さん…。じゃがいもだと思って臨んでも頭部以外が人間のまま…依然人間にしか見えない…」

そして最後は後ろを振り向き、帰りたい…と漏らした。

「ありゃ…」

生徒たちはぽかんとしたまま固まる。

波「天喰くん!そういうのノミの心臓って言うんだって!ねー、人間なのにね、不思議!!」

その空気を破るように、明るい声が弾んだ。

波「彼はノミの天喰環。それで私が波動ねじれ!今日はインターンについてちゃんに頼まれて来ました!けどしかし…」

そのまま波動は矢継ぎ早に質問を放ち始めた。
障子のマスクについて、轟のやけど、芦戸の角、峰田の頭。

そのピュアで遠慮のない質問に、教室中が笑いに包まれる。

ただ一人を除いて。

相「合理性に欠くね……」

通形を睨みつけた。

通「イレイザーヘッド!安心してください!大トリは俺なんだよね!」

焦りながらも、通形ミリオは満面の笑みで前に立った。
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