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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第33章 試される力、届かない想い


相「ヒーロー免許ってのは、人命に関わる責任重大な資格だ。当然、取得のための試験はとても厳しい」

"合格率が5割を切っている"
その言葉に、生徒たちの表情が一気に引き締まる。

相「そこで今日から君らには1人最低でも2つ、必殺技を作ってもらう」

その瞬間、ガラガラっと教室の扉が開く。
入ってきたのはミッドナイト、エクトプラズム、セメントス。

「「「「学校っぽくてそれでいてヒーローっぽいのきたぁ!」」」」

入ってきた3人が前に出て、それぞれが技の重要性を語る。
その言葉に、生徒たちは自然と背筋を伸ばした。

相「詳しい話は実演を交え、合理的に行いたい。コスチュームに着替え、体育館γへ集合だ」

着替えを済ませた生徒たちは体育館γへ。
セメントスが手がけたその特訓場は、トレーニングの台所ランド、通称"TDL"と呼ばれている。
一人ひとりの個性に合わせた地形や環境が即座に生成できる、理想的な訓練場だ。

飯「質問をお許しください!」

飯田が勢いよく手を挙げる。
なぜ仮免の取得に必殺技が必要なのか?その問いに、相澤が淡々と答える。

相「ヒーローとはあらゆるトラブルから人々を救い出すが仕事だ。取得試験では、当然その適性を見られることになる」

相澤の言葉に続き、が落ち着いた声で補足する。

「ヒーローには、判断力も機動力も統率力も必要。その中でも、戦闘力。これが極めて重視される」

その空気を受けて、ミッドナイトやセメントス、エクトプラズムもそれぞれ助言を加えた。

講師陣の言葉が重なり、一気に緊張とやる気が満ちていく。

相「中断されてしまった合宿での個性伸ばしは、この必殺技を作り上げるためのプロセスだった」

つまり、今から始まるのは、個性の強化と必殺技の開発を同時に行う“圧縮訓練”だ。

セメントスが次々と地形を変化させ、生徒たちは散っていく。
もその中で、必要に応じて助言を与えながら、怪我をした生徒のもとへ駆け寄り、静かに手を当てて癒やしていった。

やがてオールマイトも現れ、笑顔で声をかけながら指導に加わる。
すぐに光明を掴む者もいれば、思うようにいかず苦戦する者もいる。

そのすべてを、は温かく、そして誇らしげに見守っていた。
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