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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第32章 重なる体温、隠せない愛 ※


何度も何度も、唇が重なって深く混ざり合う。

「んっ…はぁっ、ん…」

名残惜しそうに唇が離れる。

相「…そろそろ、いいか」

が小さく頷くと、相澤は引き出しへと手を伸ばす。

この部屋が出来た時に、入れておいた。
いつ発作が起きるかわからない状態で、いつ起きても対応できるようにと、の部屋に置いておいた。

相「…………」

まだ一度も使ったことはなかったはずなのに。

箱の封は、雑に開いていた。

相(…………爆豪か)

少し前のことを思い出す。
あの日は任務で居なくてを助けてやれなかった。

誰も悪くない。
発作が起きてしまうのは仕方ないし、衝動は抑えれない。
好きな人が目の前でそんな状態だったら助けたいと思うのは当然。
そして任務は外せない、プロヒーローとしてやっているからにはすぐに現場に向かわなければならない。

誰も責めることができないはずなのに。
には独占欲が。
を抱いた爆豪には嫉妬心が。
そして傍に居れなかった自分に怒りが。
それぞれの想いが湧き上がってくる。

「あ…消太さん…、それ…」

相澤の様子に気付いた。
申し訳なさそうに眉を下げる。

相「あぁ……、わかってる。わかってるんだ………なのに」

相澤は雑に開けられた箱から、四角い袋を1つちぎってに覆いかぶさった。

相「どうしたらいいのかわからん…」

「っ……、ごめんなさい…」

か細い声を漏らしたに、慌てて相澤は訂正する。

相「違う、が謝ることじゃない…。だが、傍に居てやれない時がまたきっと来る…。その時、また…」

「その時は薬飲んで寝て待ってます」
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