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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第28章 抑えきれない熱、大人の愛 ※


爆豪は拍子抜けした。

爆(は?見守る愛??好きな人と同じ気持ちになりてーのが普通じゃねぇのか?)

爆「自分じゃねぇ違う人と、愛し合っていいってのかよ…」

相「それがの一番の幸せならそれでいい」

爆「嫉妬とか…しねぇのかよ…」

相「しない…と言えば嘘になるな」

爆「は?マジで意味わかんねェ………」

相「もし、がお前を好きだと言えば俺は身を引き、ただただの幸せを心の底から願う。だがそれは、お前が生徒じゃなくなってからの話だ」

爆「………」

相「生徒であるうちは、仮にがお前を好きになり、自覚したとしても、は絶対に言わない。大人だからな」

悔しかった。
何も言い返せない。
ただただ握る拳の力が強くなる。

相「もし本当にのことが好きなら、卒業するまで待て」

その一言が、重く、静かに落ちた。

爆豪は無言のまま仮眠室を後にする。
ドアが閉まる音が、やけに冷たく響いた。

廊下を歩きながら、相澤の言葉が頭をぐるぐると回る。

爆(まっじで意味わかんねェ……)

“見守る愛”?そんなの、綺麗ごとだ。
好きなら、好きって言えよ。
一番近くで支えて、笑わせてやりてぇに決まってんだろ。

爆(……じゃあもし、がイレイザーを好きになって、2人が付き合ったら……俺は、見守れるのか?)

想像した瞬間、胸の奥がぐしゃりと痛んだ。

爆(……考えたくもねェ。やっぱ、意味わかんねェ。あー……会いてぇ)

頭に浮かぶのは、いつだっての顔。

爆(…他の誰かとなんて、無理だわ……)

その頃、相澤は静かに天井を見上げていた。

相(…ったく。どの口が言ってんだ、俺は)

“見守る愛”なんて、口では綺麗に言ったが。
嫉妬して、にキスをしたのはどこの誰だ。
本当は一番触れたいのは、他でもない自分だというのに。

生徒という立場を理由にして、どうにもできない現実を“正しさ”で塗り潰しているだけ。
自分の狡さを痛感する。

相(もし…が爆豪を選んだら。俺は……本当に、心の底から幸せを願えるのか…?)

答えは出ない。
ただひとつ確かなのは、目を閉じても、浮かんでくるのはいつだっての顔だった。
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