第28章 抑えきれない熱、大人の愛 ※
次の日。
いつも通り仕事を終え、教師寮の自分の部屋へと戻った。
お風呂も入り、ご飯も食べ、リラックスした状態でふわふわの布団に身を沈めた。
「ふぅ〜、今日も疲れた!」
毎日が充実している。
生徒たちと一緒に過ごせる毎日が楽しい。
成長するのを見るのが嬉しい。
横になると生徒たちの笑顔が思い浮かぶ。
明日はこうしよう、ああしようと次々に頭に浮かぶ。
本当に、この仕事をして良かったと心から思った。
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布団に入って少し経った頃。
(なんか…熱いかも…)
体が火照ってきた気がする。
もしかして…
今、自分の身体はクスリに蝕まれている…らしい。
日常生活はなんの問題もないが、突発的に発作が起こる。
その発作がとても厄介で。
「はぁっ…はぁっ」
身体の奥が疼いてくる。
誰かに触れて欲しい。
自分では全く意味が無い。
早く…早く…
この前の夜が忘れられない。
あの熱くて激しく求め合った日。
------相「もしまた次、発作が起きれば俺を頼れ。いつでも、何時でもいい、必ず鎮めてやる。だから我慢せず、遠慮せず、必ず、俺を頼れ」
は前言われたことを思い出し、ふらふらと立ち上がった。
部屋のドアを開け、少し肌寒い外を歩き、相澤のいる寮まで足を運んだ。
「……しょう、たさん…っ」
今になって気付いた。
電話すればよかった。
でももう部屋の前まで来てしまった。
恐る恐るは扉をノックした。
何度かしたが、反応は無かった。
(職員室とかかな…それとも、何か事件があって出たのかな…)
熱はどんどん上がっていく。
息も荒くなり、足元もおぼつかない。
でも相澤以外頼れる人がいない。
そしてふと浮かんだ人物。
いつも真っ直ぐ想いを伝えてくれる。
あの赤い瞳に縋りたい。
だけど、そんなことは決して許されない。
立場もそうだが、気持ちを利用することも。
は踵を返し、自分の部屋まで戻ることにした。