第25章 初めて触れた温度、隠した本音 ※
相「、大丈夫か?」
だけど冷静に、優しく声をかけた。
「わたしっ…、どうなって、るの…」
相「…クスリが身体中を巡っているらしい」
「なん、の…?」
相澤は震えた声で答えた。
今にも怒りが吹き出しそうだった。
相「…………媚薬のような、もの」
「っ…ごめんなさ、い」
はか細い声で相澤に謝った。
相「いや………謝るな。守れなくてすまなかった。辛い思いをさせた。痛いことされてないか…?すまない…ほんっとうに…」
「抱き、しめて…ほしい…です」
相澤はベッドに上がり、を起こした。
そしてキツくキツく、だけどとても優しく包み込むように胸の中へと収めた。
耳元での荒い息が聞こえる。
相「…しんどいか?」
「は、い…っ」
最初よりも見るからにしんどそうだった。
相「……が望むなら、俺はなんでもする」
「キス…っしてほしい…です…」
相澤はの顎を上に持ち上げ、静かに唇を合わせた。
何度か唇が重なったあと、後頭部をしっかりと押さえたまま角度を変えて深く深く混じり合う。
「はぁっ…んっ」
相「はっ……」
相澤は優しくを押し倒し、さらに深くで繋がった。
口には出せない、好きの2文字を何度も何度も心の中で唱えながら。
相(好きだ……好きだ…………)
唇を離すと、銀色の糸が2人を繋いでいた。
それがプチン、と途切れると相澤はの頭を優しく撫でた。
本当は自分の思うがままに進めてしまいたい。
今すぐ貪ってぐちゃぐちゃに乱れさせて、ドロドロに溶かして甘やかせてやりたい。
そんなオスの本能のような衝動を、なんとか少しの理性を振り絞り、ブレーキをかける。
相「、このまま。…いいか?」
はコクン、と小さく頷いた。