第25章 初めて触れた温度、隠した本音 ※
は深い眠りの中で、微かにまぶたを開けた。
電子音だけが静かに響く病室。
3人の会議が終わったあと、相澤はベッド脇に座り、震える手での手を握る。
校長と医者が静かに見守る中、はかすかに息を整え、かすれた声で名前を呟く。
「しょうた、さん…?」
相「!」
名前を呼ばれ、ドクンと心臓が波打つ。
校「くん目が覚めたかい?怖い思いをしたね。相澤くんに全てを任せたから安心しなさい」
医「…先程強制的に眠らせた為、すぐに発作が起こると思います。早めに連れ帰った方がいいかと」
校「なら荷物とかは私に任せてくれ!相澤くんは早くくんを。頼んだよ」
相澤はを横に抱き、病室を後にする。
「あ、の…、私…っ」
暑い。
苦しい。
早く、早く触れたい。
は手を伸ばし相澤の頬にそっと触れる。
相「っ…!」
「ごめんな、さい…、私…、なんか変で…っ」
相「大丈夫だ、変じゃない。もう少し我慢してくれ」
そう優しく諭し、相澤は道を急ぐ。
近くのホテルへと入ると、案内人が現れる。
「こちらへ、すぐに案内するよう承っております。支払いも受けております」
どうやら校長が手を回してくれたらしい。
相澤は案内された部屋に足を運び、息の荒いをベッドの上へ優しく寝かせた。
の瞳の奥は、抑えきれぬ想いが静かに波打っていた。
相(…)
汗でおでこに張り付いている髪の毛をそっとよける。
「ん…」
吐息を吐くような、甘い声が相澤の理性を揺らす。