第22章 残された朝、消えない後悔
事件翌日。
相澤とブラドは朝から警察で事情聴取を受けていた。
そして当たり前に、雄英の前には報道陣が集っていた。
夏休み中である静かな校舎の中では、緊急の職員会議が行われていた。
校「ヴィランとの戦闘に備えるための合宿で襲来…恥を承知でのたまおう。我々の認知が甘すぎた。奴らは既に戦争を始めていた。ヒーロー社会を壊す戦争をさ」
ミ「これほど執拗で矢継ぎ早な展開…」
マ「知らず知らずのうちに平和ぼけしてたんだ俺ら。備える時間があるっつう認識だった時点で」
ス「今までの屈さぬ姿勢はもう取れません」
校「メディアは雄英の非難で持ち切りさ」
マ「クソッ…が連れ去られるなんてよ…ふざけんじゃねェよまじで…………この際だから言わせてもらうがよ、今回で決定的になったぜ。いるだろ内通者」
その声は、いつもの軽口とは違う。低く、震えていた。
マ「合宿先は教師陣とプッシーキャッツしか知らなかった。携帯の位置情報なり使えば生徒にだって…」
ミ「マイクやめてよ!」
マ「やめてたまるか!!が連れ去られてんだ!今だって!!!!!何されてるかわかんねぇんだぞ…!」
怒声が会議室に響く。
震える声の奥には、焦りと恐怖があった。
ス「…お互い疑心暗鬼となり内側から崩壊していく。内通者探しは焦って行うべきじゃない」
校「少なくとも私は君たちを信頼している。とりあえず学校として行わなければならないのは安全保障さ。内通者の件も踏まえ、かねてより考えていたことがあるんだ。それは…」
その瞬間、オールマイトの携帯が鳴り響いた。
一瞬眉を寄せると、立ち上がり静かに部屋を出ていった。