第17章 表情に宿る想い、全国規模の騒ぎ
教室の扉が勢いよく開く。
物「騒がしいと思えば…なるほど、話題の先生がここにいるわけだ」
にやりと笑いながら入ってきたのは物間。
その後ろには拳藤、鉄哲、回原、骨抜たちB組の面々も続く。
物「A組は羨ましいねぇ!全国がざわつくほどの美女教師と日々を共にしてるなんてさ!」
爆「テメェ…帰れ」
物「おっと怖い怖い、嫉妬かい?あんなにお綺麗な先生を前に、そりゃ気が気じゃないか!」
拳「私あれ生で見たんだけどまじやばかったよ!」
回「ま、まじで俺!びっくりしました!!」
上「先生、もうアイドルじゃん!」
芦「ヒーロー界のビジュ枠確定〜〜っ!!」
耳「こりゃマジでファンクラブできそうだな…」
物間はさらに追撃するように、
物「まぁ別に?先生はB組にも来てくれるしA組だけの先生じゃないんだけどね?」
その一言に爆豪が机をバンッ!と叩いた。
爆「テメェまじでぶっ飛ばすぞ!!」
物間は楽しげに笑って下がる。
その横で轟は静かに呟く。
轟「…やっぱり、目立ちすぎだ」
相「おいお前ら。騒ぐのもいいが、もうすぐ授業始まるぞ」
その低い声で教室が一瞬にして静まりかえり、皆それぞれ戻っていった。
けれど、生徒たちの瞳には、まだ憧れと少しの嫉妬が煌めいていた。
はそんな視線を受け止めながら、苦笑しつつも、胸の奥でほんの少しだけ嬉しい熱を感じていた。
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放課後。
ようやく静かになった職員室で、は小さく息を吐いた。
「…今日一日、長かったな」
朝からずっと、目まぐるしい時間だった。
登校早々、メディアに囲まれ、教室では生徒たちに質問攻め。
休み時間ごとに誰かが訪ねてきて、写真撮ってください!とスマホを構える生徒も少なくなかった。
嬉しさと気恥ずかしさが入り混じった笑顔を繰り返すうちに、気づけば1日が終わっていた。
職員室にはもう数人の教師しか残っていない。
窓の外は夕焼けが差し、カーテンの影が揺れている。
賑やかだった一日が、ようやく静かに幕を下ろそうとしていた。
生徒たちの笑顔、同僚たちの冗談、そして、誰かの少し複雑そうな視線。
そんな一日を静かに噛みしめるように、は目を細めた。