第16章 見守る覚悟、触れたい本音
職場体験が終わり、今日から通常登校だ。
相澤より少し早く教室へ向かう。
「みんなおは…」
峰「先生ぇ〜〜〜〜なんでオイラの職場体験先に来なかったんだよぉ〜〜〜オイラの癒しがぁああ〜〜」
上「俺もだぜ先生〜、待ってたのに〜〜」
入った途端2人が泣きついてきた。
「ごめんね、色々あって……」
切「俺も来てくれるもんだと思って待ってたぜ…」
葉「私も〜…」
芦「ウチも〜」
「みんなごめんね。職場体験どうだった?久しぶりに会えて嬉しいよ!!」
わいわいと笑いながら、みんなが自分の経験を話してくれる。
それを優しく相づちを打ちながら、微笑んで聞いていく。
キーンコーンカーンコーン
相「おはよう」
相澤が入ってくると、ざわついていた教室は嘘のように静まり返り、全員がさっと席につく。
小さくため息をつきながら前へ出て、朝のホームルームが始まる。
今日はヒーロー基礎学。
オールマイトが担当してくれるらしく、は相澤とブラドと共に、そろそろ始まる林間合宿について、会議をしていた。
野外訓練の場として予定されている林間合宿。
しかし、先日のステイン事件以降、生徒の安全を第一に考慮する必要が出てきた。
相「施設側との調整は終わってる。問題はヴィランの動向だ」
相澤が資料の一部を指でトントンと叩く。
そこには、職場体験中の事件報告書と、警察との連携記録がまとめられていた。
相「現状、ヴィラン連合の動きに目立ったものはないが、油断はできん。特に死柄木弔。今後どんな動きをしてくるか分からん。USJでのへの発言も気になるしな」
--------「まぁいい、お前は大事な駒だ。連れて帰ろう」「今回は失敗だったけど今度は殺すぞ、オールマイト。…また迎えに行くぞ、…」
相(……あれは脅しのつもりだったのか、それとも選別だったのか)
教室の空気が少しひんやりする。
教員たちの視線が自然との方へ向く。
相「念のため、警備をさらに強化する」
チャイムが鳴り、会議は一旦お開きとなった。