第12章 期末テスト
こうして発表されたペアと対戦相手は、相澤vs八百万・轟、オールマイトvs爆豪・緑谷、エクトプラズムvs ・瀬呂、この組み合わせだった。
校「制限時間は30分!君たちの目的は、このハンドカフスを教師にかける。オア、どちらか1人がステージから脱出することさ」
(戦って勝てると思うなら戦え、圧倒的な実力差に負けると思ったら逃げて応援を呼べ、そういうことか…これは倒せばOK、そういう問題じゃない。どう対処するのかを見る、そういう試験だ)
瀬「おっしゃ!繋原ならもう合格も決まったようなもんだな!」
「いやぁ…エクトプラズム先生は私が苦手なタイプだよ…」
瀬「まぁ、やってみねぇとわかんねぇし?頑張ろうぜ!」
明るく笑う瀬呂に、も思わずふっと笑みを返した。
そう――そうだ。
考え込んでも、始まるものは始まる。
それに、瀬呂くんとなら、もしかしたら――
2人は指定された場所に移動した。
すると呼吸を整える暇もなく、低く、澄んだ声が響いた。
エ「準備はいいか、諸君」
背後に立っていたのは、黒マスクのヒーロー――エクトプラズム。
エ「これより戦闘演習を開始する」
と瀬呂が同時に背筋を伸ばした。
エ「ルールは簡単。時間内に私を“捕縛”、もしくは逃げることができれば合格だ。もちろん――」
瞬間、エクトプラズムの足元から、ドロリとした影のように分身体が這い出した。
エ「私が先にお前たちを拘束したら、不合格だ」
ゾロゾロと現れる数十体の分身体。
どれも無言で、冷たい視線だけを向けてくる。
「……うわぁ」
瀬「……数多すぎないか、これ」
エ「さあ、始めようか」
号令と同時に、分身たちが一斉に動き出す――!
「来た!」
瀬「行くぞ!」
はすぐに手を広げ、個性を発動させようとした。
だが――
(…速い!)