第12章 期末テスト
飯「拳藤くん」
拳「ごめんなA組。こいつちょっと心がアレなんだよ。それと繋原。さっきこいつが言ってたこと、気にすんなよ」
「ああ…」
拳「体育祭とかその他トラブルのときのあんたの活躍ぶり聞いて、嫉妬してんだ。」
は小さく首を横に振った。
拳「あんたらさ、さっき期末の演習試験、不透明とか言ってたね。入試の時みたいな対ロボットの実戦演習らしいよ」
緑「えっほんと?なんで知ってるの?」
拳「私先輩に知り合いいるからさ。聞いた。ちょっとズルだけど」
緑「いや、ズルじゃないよ」
デクはそこからぶつぶつと呟いていた。
物「バカなのかい拳藤…せっかくの情報アドバンテージを。こここそ、憎きA組を出し抜くチャンスだったんだ…」
拳藤に首根っこを掴まれている物間はそう言った。
すると拳藤が再びすかさず当身をして引きずっていった。
拳「憎くはないっつうの」
緑「B組の姉御的存在なんだな…」
(拳藤さん…いい人だな…)
教室に戻り、デクたちから演習はロボだと聞いたクラスメイトはみんなそれなら楽勝だと喜んだ。
ただ1人を除いては。
爆「人でもロボでもぶっ飛ばすのは同じだろ。何が楽ちんだアホが」
上「アホとはなんだ!アホとは!」
爆「うっせぇな!調整なんか勝手にできるもんだろ!アホだろ!なぁ?デク」
爆豪はデクを睨みつけた。
緑「はっ…」
(また…爆豪くん、緑谷くんのことになると対抗心むき出しなんだよな…)
爆「個性の使い方、ちょっと分かってきたか知らねぇけどよ…てめぇはつくづく俺の神経逆撫でするな…」
(爆豪くんと緑谷くん…一体何があったんだろう…)
爆「体育祭みてぇな半端な結果はいらねぇ。次の期末なら個人成績で否が応にも優劣がつく。」
爆豪はデクを指差した。
爆「完膚なきまでに差つけて、てめぇぶち殺してやる!轟!繋原!てめぇらもな!」
爆豪はそれだけ言うと勢いよく教室の扉を閉め、出ていった。
切「久々にガチな爆豪だ…」
常「焦燥?あるいは憎悪」
(この前はあんなに優しかったのに…)
相澤は教室の外からその様子を伺っていた。
相(爆豪、思った以上に拗れてんな)
も相澤も少し爆豪が心配になるのだった。