第12章 期末テスト
寮までの道を相澤と共に歩く。
相「頑張るのはいいことだが、あまり気張り過ぎるなよ」
「…でも、時間ないし…私もみんなと合宿行きたいから…」
相「最初に飛ばしすぎると、あとが続かない。止めはしないが、ほどほどにしろって言ってるだけだ」
「…はい。ありがとう、先生」
相「……明日も放課後、見てやる」
「えっ」
相「お前1人でやるより、付き合った方が進みも早いだろ」
「……たしかに」
相「俺も仕事があるから毎日ってわけにはいかないが、見れる時は見てやるよ」
「…嬉しい。ありがとう先生」
相「ただし」
「?」
相「メシと睡眠はちゃんと取っておけ。言ったからな」
「……はい」
――寮の明かりが見えてきた頃、
はふと、肩の力が抜けたような気がした。
(……大丈夫。頑張ってみよう)
そして、ほんの少しだけ早足になる。
そんな彼女の隣で、相澤も変わらぬ足取りのまま歩き続けた。