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すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~

第10章 度重なる不安材料


「帰らないのか?」

そう声をかけられた凜桜。それでも理由なく残っているわけにもいかずに諦めたように住吉に話をし始めた。

「…住、・・代表。ご相談があります。」
「何?」

2人だけのオフィス。そこで帰ろうかとしていた住吉が椅子に座りなおす。

「…で?どうかした?」
「あの…私ここ、やめたいと思います。」
「…は?」
「…代表にも、会社にも…きっとこれからご迷惑かけてしまうと思います。なので…その前に退職届を受理していただけたら…と。」

そして凜桜の手から差し出されたのは一通の封筒にただ退職届とだけ書かれたものだった。

「…いや、無理だよ?」
「でも…ここ数日オフィスの周りうろうろしてる人もいるって聞いてますし…」
「だから何?」
「何って…だか・・ッッ」
「いっただろ?俺の元にいる間は簡単にやめさせないって」
「…でも…前の川端社長の事に続いて短期間でこんな…本来なら即刻クビって言われても仕方ない事ですよ…?」
「それは他の会社で、だろ?俺の所は違う。」
「…他の社員さんにも迷惑かけちゃうし。」
「聞いたのか?」
「え?」
「私の行動が迷惑かけてますって言われたのか?って聞いてんの」
「…それは…」
「どうせ聞いてないんだろ?なら関係ないだろ」
「…代表は…強いから…」

そういうと凜桜は堰を切った様に止められなくなった。

「…代表は…住吉さんは強いから…!何があっても屈することなくてもそれを認めてくれる!でも私は違うんです。あなたみたいに強くなれない…今回だって…!また厄介事を引き寄せてきた!こんな自分も嫌なのに…でも…変えられないんじゃ自分から身を引くしかないじゃないですか!」
「……」

住吉はそんな凜桜の話を黙ってただ聞いていた。
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