すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~
第10章 度重なる不安材料
何か訳アリと言わんばかりに馴れ馴れしい元カレと、視線すら合わせようとしない凜桜。しかし知り合いなら…っと住吉はすっと背を向けた。
「…今では何も関係ないので。失礼します」
「それはさすがに冷たいんじゃねぇの?」
「やめてください。仕事中なので。失礼します。」
すっとその男の横を通りすぎ、住吉の横に並んだ凜桜。そこから先はおっては来なかったものの、住吉は少しばかり警戒していた。
「…大丈夫か?」
「何がですか?」
「もしかして…」
「タイミング悪いですよね…住吉さんに彼女どうのって話してるときに元カレに会うなんて…」
「とはいえ、だ。いいのか?」
「はい。完全に切れているので。」
そう話している凜桜。少しばかり冷たい表情に見えたのは住吉の気のせいだと思っていたかった。
***
数日後…
「…ぁあ?」
住吉の元に一件のDMが入ってくる。
『こんにちわ、この間はどうも。ってか社長さんだったんすね!あ、俺は凜桜の元カレってのです。柴田圭介って言います。よろしく。で、ぶっちゃけ2人って付き合ってないんですよね。まぁ、あの感じじゃ本当に上司と部下って感じだったっすもんね。まぁ、これからもちょくちょくあいつとは連絡とりたいって思ってたんで、よかったですわ。』
「…んだ、こいつ。」
「どうかしましたか?」
「んー?めんどくせぇ奴だなって思っただけ」
そういうと住吉は返事をすることも無いままに放置することにした。しかしそれがいけなかったのだろうか…柴田の凜桜に対する執拗な付け回しが始まった。