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すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~

第21章 好きを形に…


♢ side 住吉 ♢

何度となく繰り返された深いキス。腕は抱きしめるというよりも囲うに近かった。

「…ッ」

低く、押し殺した声が喉から漏れる。もう抑えない…違う…

抑えられないーーーーー

彼女という距離以外の女性を抱くのは初めてだった。それでも…名前が付かないだけで…もう分かっている…

それに、抑える理由が消えた今…離せなくなっているのは誰よりも…凜桜よりも自分がよくわかっている。
怖がらせるかもしれない…昨夜…瀬乃に抱かれてから時間は経っていないはず…それでも…ーー

だからこそ…だ。

取り戻したい…?いや…違う…変えられない事実を捻じ曲げたいわけでもない…なかったことにしたいわけでも…ーない…

ここまで来て…そんな言葉を言わせておいて…
戻れると思うな…俺の腕の中から…出れると…ーーー

凜桜の体温を確かめる様に、絡める指に自然と力がこもる…ただ…その痕跡を見つけるまでは…

「ッッ…」

胸元に小さく残る内出血…それが理性を掻き乱してくる…
抱かれた証…俺が…知らない夜……ーーーーー

甘さも、優しさもすべて投げ捨てるかの様に、ただ…瀬乃の感覚を奪うだけ…
優しさももしかしたらないかもしれない…でも…

「…凜桜…」

小さく名前を呼べば『それ』を見られたことに気づいた凜桜。顔を真っ赤にし、ふいっと顔を背ける。

自覚は、あるのか…

だったら…そう来るなら…俺の痕だけで良い…わざと痕に唇を寄せる。

「…ン…」

小さく身じろぐ凜桜の体を見れば抑え始めた独占欲が再燃する。

そうやって…瀬乃の愛撫にも答えたのか…甘い吐息を漏らしたのか…

そう考えるだけで止められなくなっていた。上書きは完了…後は…俺の『シルシ』を増やしていくだけ…するりと首筋を撫でればうっすらと目を開けて凜桜は俺を見上げてくる。

「…すみ…ッ…よしさん…」
「ん?」

満たして…そう懇願するようにその目が見えたのは…気のせいじゃないはずだ…ーーー
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