すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~
第18章 文化祭
『それもそっか』と笑みがこぼれていく諒と千紘。しかし凜桜の様子が何やらおかしい事に諒は気づいた。
「…ねぇ凜桜ちゃん?」
「何…」
「代表と何かあった?」
「…ッ」
「俺からは言わないけど…?」
「俺ちょっとコーヒーかってこよ。何か飲む?」
気を利かせるかの様に千紘が声をかける。それぞれ希望を聞けばオフィスを後にしていった。
「…あのね…」
「ん」
俯きながら凜桜はゆっくりと話しだす。
「代表とか関係なく聞きたいんだけど…」
「ん?」
「男性って…好きでもないのにキスできたりする?」
「んー、まぁ、その場のノリとか、雰囲気とかで出来ちゃう男も居るだろうけど…」
「…一回とかじゃなくて…」
「複数回って事?」
「…ん…」
小さくため息を吐きながら少し考えるそぶりを見せる諒。
「…もしそれが誰って事もなく、一般論的な考えをするのであれば、それはもう惚れてるって思ってもいいんだけど…」
「そうは言っても…」
「…もういいよ、代表でしょ?それ」
「…ッ」
そう話しながら凜桜のうなだれる様にデスクに突っ伏す姿を見つめていた諒。
「…そんなに苦しいってなら他に男作ってみるのは?」
「へ?」
「あ、俺にしろとかっていうんじゃないから心配しなくてもいいからな?」
「そうじゃなくて…あの…」
「ん、だから今度の文化祭でもいいんじゃない?ていうかいい機会じゃないかなって…」
そう言えば諒は肘をついて凜桜の方に視線を移すのだった。