すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~
第18章 文化祭
こうして公表されてから、三日後。全貌が明らかになった。そこで慌ただしくも準備が始まっていく。普段の仕事に加えての追加業務だったため、それぞれが激務になりつつあった。
そんな中で中心として動くのはやはりといった所、凜桜だった。企画こそ住吉が練っていたものがしっかりと核心である為、そこに肉付け、加えて参加者のとりまとめ等が中心になっていた。
「…ッ…これって…」
「どうかした?」
「いえ、その…なんでもありません」
そう言いながらも地っと見つめる先には凜桜が今押しとしている瀬乃(セノ)社長もいた。小さく笑いながらもそれでも時間を気にしつつ、ただ、目の前の仕事に没頭するかの様に集中していた。
「…凜桜、大丈夫か?」
「はい、何かありましたか?」
「日本語通じてねぇって」
「大丈夫ですよ?材料の確保とか、あとは…人員配置?」
「少し休め」
「大丈夫です」
「……」
無言のままに住吉は額に手をやり、とすっと椅子の背もたれに凭れさせる。そうすれば自然と手は遠くなり一瞬パソコンから離れざるを得なくなった凜桜。
「…あの…」
「心配、する」
「大丈夫ですって」
「嘘つくんじゃねぇよ。」
「…ッッ」
「顔色、悪い。たまには休憩挟め」
「…ッ」
「上司としての忠告だ」
そう言えばするっと手は離れて肩をポンっと叩けば『出てくる』と伝えた。
「…ずるいな…ほんと…」
「どうかした?」
「千紘君…」
「ん?話してごらんよ」
「…もぉ…なんていうのか…」
そう言えばポツポツと話し出していくのだった。