第3章 〈一般人編┃10話完結〉子供時代
〈第2章 │09/10話〉【09 同気相求】2/2P
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そうして夕食後に、部屋で一人でベッドに横たわってボーっと考えていた。
今夜はドフィお兄ちゃんが『パパの背中を洗ってあげる』とかでパパの入浴中に乱入しに行っていて、ロシーお兄ちゃんはママと一緒にリビングでストレッチをしている。
ちなみにどちらにも誘われたけれども『眠い』と断った女子力の低い妹。
(カワイイ兄達だ)
ふりはらってもふりはらってもすぐに私の頭を悩ませるのは、今回のトレーボルの不気味な謎すぎる行動。
(いったい全体なんなんだか……)
ふいに[原作]での[ドンキホーテ・ドフラミンゴ]が思考をよぎったら、気づいたこと。
(あ、そもそも[ドンキホーテ海賊団]がなくても大抵の人は大丈夫と思っていたけれど、よく考えてみれば女性達は違う?)
ドフラミンゴが『不憫な生い立ちや経歴を持つ人』を優先して作った組織。
(あぁ言うんじゃなくても、似たような代わりになる組織を作らないといけないかも……)
ウトウトと寝初めていた私には、ガチャッと扉が開いた音だけが耳に届く。
次の瞬間に持ち上げられた浮遊感を感じて、パチリと目を開ける。
視界に写ったのは私を[お姫様抱っこ]しているドフィお兄ちゃん。
「起きたのか?」
「な、な、な、な─────!!」
柔らかく私を抱きしめた彼は自分のベッドへと上がっていく。
(え?コレマジで[ドフラミンゴ夢]!?)
「[初めて]のことばっかり………」
私の情けない声は彼の腕の中へ消えていった。
執筆日〔2024,05,28〕