第3章 〈一般人編┃10話完結〉子供時代
〈第2章 │08/10話〉【08 家族愛】1/2P
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自宅のリビングで──先程、お兄ちゃんとの取引でもらった《悪魔の実》を図鑑で照らし合わせてみる。やっぱりコレは間違いなく《イトイトの実》。
(ドフィお兄ちゃんはどうやって入手したんだろう?まさか、トレーボルがいるの?)
気になって気になって仕方なかったけれど、お兄ちゃんはその日、誰にもなにも言わずに帰って来なかった。
次の日の朝食をみんなで食べていた時に、ダイニングの扉がバターンッ!!とスゴい音と白煙を舞い上げて勢いよく開かれる。
「…………はぁ……はぁ………はぁ」
犯人は、夕べに引き続いて皆の話題の中心のドフィお兄ちゃん。息がかなり上がっているので急いで来た様子が見て分かった。
「ドフィ………!!」
その姿を捉えたみんなが呆気に取られた瞬間にパパが側に行って「バカ野郎っ!!」とお兄ちゃんの頬を殴る。そして抱きしめたのだからビックリ。
「父さん………ごめんなさい……」
涙声になっている二人がしっかりと抱きしめ合って、謝ったドフィお兄ちゃんは『もう大丈夫だ』と思える。
美味しいシーンに感動して視線を上げると、あの二人よりも大泣きして滝のように涙を流しているママとロシーお兄ちゃんがいた。それらを見た私の微笑みが止まらなかったのは言うまでもない。
(この家族…パパもママもお兄ちゃん達も、きっともう大丈夫!!愛すべき家族!!)