第3章 〈一般人編┃10話完結〉子供時代
〈第2章 41/10話〉【04 兄達の設定】2/2P
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(で、ロシナンテ。彼が好きだけれども、ちょっと物申したいことがある)
過去の話だけど『いやがるローを一緒に病院に連れて行くロシナンテ』はどうかと。あんなに理由を述べていやがっているなら、周りの認識や反応をもっと考慮するべきだったのでは。
あぁ言う気持ちがあったなら、ローを置いて一人で話を聞きに行けばいい。いらない傷を負わせているし、自分の気持ちだけで話を聞いていないし、周りも見えていない展開。それに気づいて最後には自己反省をしていたけれども、そういうところも父親にそっくり。
一概には誰が[悪い]とか[良い]とか言えないことだろう。
(どっちにも良いところと悪いところはあるんだから、勧善懲悪を当たり前にしないように、これから頑張ろう。そもそも子供だったり若い時の教えや扱いや感情的な話だし!)
様々な自分の考えに満足して寝ようとしていたら、ドフィお兄ちゃんが上から話かけてきた。ちなみにロシーお兄ちゃんはお風呂に入っているので今は二人だけ。
「なあ、お前ってさ……前世のきおくがあるんだよな?」
「うん。そう。30だいのおとなだったの」
「なるほどな。で…だれがスキだったんだ?」
「え!?……な…なんで!?」
「いつか会ったら協力してやろうかと……」
「い、いまわたし、さんさいだよ!?れんあいなんてまだまだはやいでしょ」
「そうか?早ェ段階でツバつけとくのに越したことねェじゃん。お前が《ピチピチの実》を喰ったのもそのタメだろ?」
「それは……そうなんだけれど…」
スゴい発言にビックリして起き上がると、彼はこちらを見ていた。目が合うと体を向きなおす兄。どうやら今夜はまだ眠れないようだ。
(なんてことに興味を持つのかな……)
執筆日〔2024,05,25〕