第2章 〈天竜人編┃10話完結〉子供時代
〈第1章 ┃08/10話〉【08 父との邂逅】2/2P
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「………………………だとしても」
「?」
「…………………………………んー?」
「?」
「…………………………………???」
「?」
父上は私をすごく凝視して首をかしげていた。
(ま、まさか………………)
息子達は鋭い感覚や状況判断力や有能なモロモロをお持ちなので、父であるこの人も兼ね備えていてもなんらふしぎではない。
つまりは、隠してもいつかはバレる。
(くっ……!!この心身有能盛りだくさん親子め!そういうの私に少しでも受け継いでるんだろうな!?)
「…ど、どうしたアマスか?」
「いや…そちの……言っていたことは例え大人でもふつうの[天竜人]には絶対に言えないような価値観の話で、まだ三歳のそちにとうてい話せる内容ではないと思う。書物もそういった類いのは与えていなかったし…なんなのだろうか。…ムズかしい言葉も内容もなぜだか理解しているようだ。…そちになにか分かるかえ?」
(げっ!!や、やっぱり……)
「あ─────そ、それは、ちちうえ…」
(そうですよねぇ。はい『悲劇を回避するためにはまず必要なこと』だと思ったので、ついつい言ってしまいました。ですがこんな子供がそんな小難しい話をふつうに色々してたらはなはだ疑問だし、怖いですよね!)
顔には出さないでくれているのを見ると、立派な社交術をお持ちなことがすごくて──なんだかとてつもなくせつなくなる。
(何気にロシナンテさんも感情すぐ見せるクセに、そういうところもあったかも。ドフラミンゴさんがサングラスを外さないのは、彼も意外と目に感情が出ちゃう人なんだったりして)
執筆日〔2024,05,05〕