第2章 〈天竜人編┃10話完結〉子供時代
〈第1章 ┃05/10話〉【05 状況把握】2/2P
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その時───突然ふいに[年を取らない《悪魔の実》]のことが頭を過った。好きで何度も読んだ[ドレスローザ編]に出て来たものだったので、よく覚えている。
(確か《ホビホビ》が副作用で本人も対象者もそうなってた。年齢操作ができるのは《トシトシの実》だったはずだから、もしかするとそういうのはメインの能力じゃなくてもあるかもしれない。つまりは……)
かような能力がある実が他にもある可能性。
(べつにそういった効能があればメインでも副作用でもいい。珍品やレア物とかじゃなくて構わないので───なんとか入手できないかな?今ならわがままで無理難題が言える[天竜人]なんだし。……うんうんうん)
それなら『話は違う』と拳を握る。
困ってた〈恋愛問題〉に明るい兆しが見えたのでいよいよ『原作を変える』という覚悟をしなければいけないんだと思う。
(まぁ、そんなにむずかしく考えちゃダメだよね。………だって[知識あり転生]をした[イレギュラー]な私がいる時点で、これは[そういう話]になるんだから。[救済]や[原作改変]は【夢小説】の醍醐味だもん)
『だってこれは原作じゃない』とうなづく。
(たくさん[尾田先生の原作]のお話や設定、世界観とキャラクター達を使ってはいるけどあくまでも二次創作。作者以外が作ってる別世界のお話。だから[原作]と全然違う展開になっても大丈夫………大丈夫大丈夫)
何度も何度も自分に言い聞かせて、震えてしまう不安を必死で追い払う。
ふいにトントントン…と扉をノックされる。
「お嬢様、旦那様からお手紙です」
(なんだろう?この引きこもりに対して?それともまさか、もう……)
執筆日〔2024,05,05〕