第2章 〈天竜人編┃10話完結〉子供時代
〈第1章 ┃05/10話〉【05 状況把握】1/2P
────────────────────
すごく豪華でめちゃめちゃキレイな、年代物のアンティークみたいな造りの〈お嬢様〉な部屋で、あいかわらず私は一人、引きこもりを続けている。
いくら頭を働かせても、考えはまとまりはしない。だいたい『原作を変える』というほどの覚悟と決め手に欠けているのだ。
(そもそも!イイ?そもそも!コラさんを好きだから[救済]はしたいけれど、妹だから恋愛関係になっても禁忌な感じで背徳的でムズかしいし!他の恋愛的に好きな人達はみんな結構年下になっているから、それだってふつうの恋愛にならないでしょ!!)
『せっかく、母上に似て結構かわいく産まれてるのに……』と深い溜め息を吐いてしまう。
(その人達が適齢期の時はもうおばちゃんよ。この世界ってあんまり加齢で衰える感じはないけれど、そう言うのは男性キャラが多くて、かわいくてフリーな女の子達はみんな10代20代だもの。その頃まで独身でいても彼女達と並んだり比べられることはできない!全然ヤル気にならないんだけど!!)
【私がオバさんになっても】の話だ。
「あ─────」と天井を仰ぎ見てベッドに倒れこむ。好きなキャラ達の顔を思い浮かべれば泣けてくる。
(やっぱりガマンなんてできない!!『恋愛要素は関係なく救済したい』とか、あるにはある崇高な気持ちだけれど、せっかくイケメンが多い二次元の世界に[転生]したのに!?実際下心があって成り立つものでしょ!?ないとかどんな聖人プレイだ!!)