第4章 放課後の呪者
「ほんとはどうなの?」
「本当にユリ・ゲラーってインチキだったの?」
あたし達双子の問に、ジョンは困ったように笑った。
「ボクではなんとも……。ただ、ゲラーはハデすぎて……」
「ハデ?」
「超能力ゆうのはESPとPKと二つ種類があるんです。ESPは超感覚ゆうたらいいのか……ふつうの人には分からへんことを特別な能力出知ることで、透視とテレパシーにわかれます。PKゆうのは念力ですけ。頭の中で念じたりして、じっさいにものを動かす力です」
お勉強みたいだな……と思った。
だがジョンはいつも詳しく丁寧に教えてくれるので、とても勉強になるのと、とても助かる。
ナルならこうはいかない。
何故知らないんだと鼻で笑われるか、呆れたような目をされるだけなのだから。
「ふつう、サイキックはPKやったらPK。ESPやったらESPのどっちかに分類できるんです。たまにまじっとる人もいますけど、だいたいわかれます」
「だよな。エドガー・ケイシー、ジーン・ディクソンなんてすげえ預言者だけど、スプーンを曲げったって話はきかないし。逆にニーナ・クラギーナなんかは、かなりのPKをやってのけるが──ESPの能力をもってるなんて聞かないもんな」
「けど、ゲラーゆうたらPKもESPも一流ですやろ?ボクはかえってマユツバな気がしますのんです」
ふむふむ……と話を聞いていた。
名前が出た人たちは一人も知らないが、ぼーさん達が知っているということは有名なのだろう。
「……へえー……。あっ、ねえ。さっき笠井さんが言ってたんだけど、PKーエ……ST!ってナニ?」
「んあ?あー、PKっても三つあってな。PK―MT、PK―ST、PK―LTだったけか。スプーン曲げは、PK―ST……制止した物体に影響を与える力だな」
なんて言っているのかサッパリである。
あたしと麻衣は揃って頭の上にはてなマークを浮かべた。
「PK―MTってのは逆に、動いてるものに影響を与える力で、ほとんどの人間が潜在的に持ってるんだとさ。たとえば、サイコロふって『二よ出ろ』と念じると、ほんとに二を出す、と」
「えっ!じゃああたしや結衣もできるの!?」
「もしかしたらな」
「へー……」