第42章 ポアロのギタリスト
園子「椛お姉様!
もし良ければ、こっちにきて私達と一緒に座りませんか?」
椛「あぁ〜…
嬉しいお誘いだけど、ちょっとパソコン作業ここ出るまでに終わらせたい分あって…
また今度是非一緒できれば嬉しいな?
ごめんね。」
申し訳なさそうに園子からの誘いを断ると、次回ポアロでまたお茶する約束をした。
後ろで何やら盛り上がっている蘭達を他所に、パソコン画面に目を移動させると、ふとカウンター内にいる安室の様子が目に入る。
手元でグラスを拭き上げながら、安室の視線は蘭達に向いていた。
若干違和感を感じて、注力していると、どうやら安室は世良を見ているようだ。
椛(なんだろ…
気になることがあるのか…)
椛からの視線を感じたのか、世良から視線を外して椛と目が合うと、軽くニコリと微笑みを向けられた。
そのタイミングで、奥に座るテーブル席の客からチェックの合図があり、安室はカウンター内から出て行く。
椛(今聞いても、本音聞けるか分からないし…
後で聞けば良いか…)
一先ずパソコンに視線を戻すと、作業に戻った。
暫くするとヒートアップする蘭達のガールズトークから、何やら気になる単語が耳に入り手を、耳を傾ける。