第41章 親友との縁故
これからしようとした事を察した沖矢は、
彼女の言う通り、カーブを曲がった先のストレートに入ると、スピードを安定させて、狙いが定めやすいよう、車を右側に寄せて走らせる。
「バン!!」
1発の銃声が山道にこだまする。
その発砲は狙い通り、スケートボードのモーター部分に綺麗に当たると、モーターは止まる。
緩い上り坂だった為、あっという間にスピードが落ちていき、スケートボードは完全に止まった。
椛はその様子を確認すると、一度ホッとしたような表情を浮かべた後、頭と体を車内に戻した。
その後は、冷静な眼差しで前方を見据えていた。
沖矢(思っていたより…
とんでもない女だな…)
一連の様子を見ていて、思わず小さくため息を漏らす。
沖矢「椛は拳銃が扱えたのか…
しかも中々の腕前じゃないか。
どおりで…
頼もしい事、この上ないが…
なんでそんな物がカバンに入っている?」
椛「護身用的な?
みんなには秘密にしてね?」
沖矢「ふっ…」
鼻で小さく笑うと、彼女の願いを聞き入れた様に、それ以上深くは突っ込んでこなかった。
それより今は、コナンを回収する方が先である。
そして、スピードを落としながら道路で悔しがってるコナンに追いつき、彼の横にピタリと車をつけると、車の窓を開けてコナンに言葉を向ける。
沖矢「取り敢えず乗れ。」