第2章 恥辱
私は未だに顔を腕で隠している。
こいつを少しでも優しいのではないかと思った昔の私をぶん殴ってやりたい。
どこも優しくない。
性行為は優しかったじゃん、なんて私の頭の中でアホな思考回路をしている私がいるけど、未成年に手を出している時点でこの男は優しいもクソも無い。
こいつは本当に教師なのか。
確かに寝首を掻こうとした私が全面的に悪いとしよう。
でも、その仕返しがこれってなんだよ。
ぶっ飛びすぎかよ、思考回路。
イかれてるとかの次元じゃねえぞ。
「ちょっと待ってて。タオル持ってくる」
「いい、いらない。帰る」
重い身体を起こし、私は床に散らばる服を手にした。
のろのろと着替えをする私に五条悟は、ベッドに腰を掛けながら言ってきた。
「あのさ、またこんなことあっちゃ嫌だから約束増やしていい?」
「こんなことされるってわかったらもうしねえわ。正々堂々勝負するわ」
「いや、僕もそれでいいかなって思ったんだけど。それだとなんか味気ないじゃん」
「味気ありまくりだろ。殺す側と殺される側だぞ」
「だからさ、が勝負に負けるたびに僕の言うことを一つ聞くってのはどう?」
「話聞けよ。絶対やだし。どうせこういういかがわしい事するための口実だろ」
「あれ、よくわかったね」
「死ねよ。マジでお前教師か?今のこれだって強制わいせつ罪に問われる案件だからな」
「それを言うなら僕だって殺人未遂で馨を訴える事できるよ」
ぐぅの音も出ない。
正論過ぎて何も反論できない。