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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第14章 明日








「夏油、行こうぜ」

私の手を引いて、部屋を出ようとする虎杖に今度は七海から声をかけた。

「私は教職ではないので、先生はやめてください」

先生じゃなかったのか。
五条悟よりもしっかりしてるから、絶対先生だと思ったのに。
顎に手を添えて、虎杖は何かを考えている。
そして静かに口を開く。

「じゃあ……ナナミン……」
「ひっぱたきますよ」
「あっはは!!ナナミンだって!!ピクミンみたい!!」
「夏油さん、貴女まで……」

想像していなかった虎杖の言葉に思わず笑った。
しかも思ったより可愛いあだ名だから余計に笑えて来る。

ひとしきり笑った私は大きく息を吸い込む。
本当はナナミンに着いて行こうと思った。
一人で敵のアジトに行くのは自殺行為に近い。
そのリスクを軽減させようと思ったけど、五条悟にも言われているしな。
虎杖のサポートしろって。
私は私に与えられた任務をこなそう。

伊地知さんと虎杖と一緒に部屋を出て、吉野の調査に出かける。
その際、私はいつも釘崎や伏黒に言われている言葉を彼に投げた。
約束のような願いのような言霊のようなその言葉。
呪いとは違うけど、呪いに近いそれを口に出す。

「気をつけろよ」
「はい、夏油さんもお気をつけて」
「死ぬんじゃねえぞ」
「……はい」

ちょっとした間はあったけど言質は取った。
これで約束を破ったらどうしてくれようか。
そんなことを考えながら軽く手を振って、先を行く虎杖たちを追いかけた。





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