第40章 未来編 ヒミツと秘密 ✢
✢ 夢視点 ✢
廻の大きい手が、背後から両方の胸を包み込む。
はぁ、はぁ…と荒くて熱い吐息を私の首筋に吹き掛けながら食み、下半身は硬く勃ちあがった男根を擦り付ける。
「んぁ、あぁ…廻っ、廻、はぁ…」
「はーっ…はぁ、んっ、夢…♡」
止まることなくゆらゆら揺れている蜂のピアス。
“師匠”が私のために作ってくれたものだ。
「なんやかんや全然抵抗しないよね。ほーんと、
えっちな子だなぁ…♡」
“師匠”と言ってもここの学生、彫金を専攻して学んでいる同期生だ。
“RUU”名義でハンドメイドジュエリーを制作する作家でもある、飛び抜けた才能を持つ学生。
生まれ持った体は男だけど自認する性は女の、
トランスジェンダー。
そんな彼女に“彫金を教えて欲しい”と声を掛けたのは、二ヶ月前のことだ───。
「やっ、ん…!」
「んー?こんな分厚いエプロンの上からでも感じちゃう…?」
作業用のエプロンの上から、両胸の突起をピンポイントでクリクリ刺激される。
廻がやたらと色気のある声を使うポイントは心得てるハズなのに、言葉攻めするこの低音ボイスには今だに疼いてしまう。
「ん、ぁ、あ…ねぇ、エプロン、外して…?」
「確かにこのエプロンじゃ、はだエプやるの微妙だもんね。」
「……どのエプロンでもやりたくないけどっ。」
「新婚さんの時には可愛いの用意してあげる♡」
ここは学校だっていうのに……
ホント私、どうしちゃったんだろ。
腰の紐をシュルッとほどく音の後、この準備室のドアの鍵を閉めたカチャという音がした。