第40章 未来編 ヒミツと秘密 ✢
✢ 蜂楽視点 ✢
「ありゃ?夢って今日、お休みなの……?」
今日はバイトだって言った、今朝の夢の顔。
久々に見た、作り笑いだった。
「帰国してたのか?」
「……うん。」
“K.K”のドアベルが鳴った直後にマスターにそう聞いて、それから……
俺はどうしていいか解らなくなった。
「にーちゃん、ケーキちょうだい?ホイップクリーム鬼盛りマシマシで。」
「お前のにーちゃんじゃねぇし。ドリンクは?」
「キャラメルハニーチョコミルクバニラフラッペ。チェリーも乗せて。」
「んなもんあるわけねぇだろ…!」
なんだか脱力しちゃって、俺はカウンター席に座った。
大学の授業が終わってるはずの時間。
愛する夢は俺にウソついてて……
バイト先の“K.K”にいなかった。
そのウソさ、なにも今日でなくてもよくないすか?
だって今日はクリスマス・イブ。
恋人達が、楽しく温かく愛し合う日なんでしょ───?