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【戦国BSR】幸村の影武者の非日常的な日常集

第11章 幸村の影武者に怖いものなんてないさ


「そのような危険物を戦場に晒して問題ないのか」

自分の装備を棚に上げた幸村の提案にうめは飛びついた。

「幸村さま! 防御力をあげましょう! 全身甲冑……ああ、でもでもうめは、幸村さまの腹筋だけは譲れません。なら、せめてお胸だけでも!」

飛びついたうめの顔を手の平で押さえつけながら、幸村は佐助の方を向き直る。

「腹筋で思い出した」

「なんだい、旦那」

嬉しいはずの主の視線が佐助の背中に冷たい汗を流す。

「腹筋枕とは寝心地が良いものなのか」

「はあ?」

「うめが俺の腹筋でやっていたであろう。俺も試してみたく思うが……」

幸村がキラキラと期待に満ちた瞳で佐助を見上げる。佐助の顔色がわかりやすく変わった。

「待って。それ以上は」

後ずさりしながら静止を呼びかけるが、そんなことで戦場の一番槍は止まらない。
上目遣いで佐助を見つめながら、片手で床を叩く。

「佐助。そこに寝転んでみてはくれぬか?」

「あ”ーー!!」

佐助は絶叫した。

「なんだ突然大きな声を出しおって」

いつもと逆のやりとりに幸村が顔をしかめる。
すっくと立ちあがった佐助はびしっと姿勢を正す。

「俺様まだ心の準備が」

幸村が残念そうに口を曲げると、今度はうめがびしっと手を上げた。

「幸村さま! うめがやります!!」

「お主の腹では柔らか過ぎるだろう」

間髪入れずに幸村に拒否されたうめだったが、不満顔一つ見せずにこぶしを握ってみせた。

「硬いのがお好みですね……わかりました! うめ今から鍛えてきます!!」

勢いよく戸を開くと、だーっと音を立てて駆けだした。

「お、俺様も鍛えてきます!!」

うめに続けとばかりに佐助も足を踏み出す。
そうなってしまえば、残った幸村も続くしかなかった。

「なんだ突然。鍛錬なら俺も行くぞ!!」
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