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合同リレー作品集【鬼滅・呪術・ヒロアカ・WB 他】

第5章 お題小説 花モチーフの歌 + α



任務を終えて高専に戻ってきた頃には、もう空はすっかり暗くなっていた。


送迎の車を降りた瞬間、張りつめていたものが一気にほどける。
足が重い。
腕もだるい。
制服の下にかいた汗が、じんわりと気持ち悪かった。


今日の任務は、どうにか無事に終わった。
終わった、けど――それだけだ。


私は虎杖くんたちみたいに強くもないし、うまく立ち回ることもできない。
結局今日も、私は自分のことで精一杯だった。
こんなんじゃだめだって、わかってるのに。


そんな私に呪術を教えてくれるのは、規格外の「最強」――五条先生。

軽薄で、飄々としているのに。
でも、絶対に誰にも触れられないところにいる人。
いつからだろう、その背中を目で追うようになったのは。


(……好きになっちゃ、いけないのに)


叶うはずがない恋。
生徒と教師という立場だけじゃない。


先生の背中は、いつも遠い。
隣に並びたいなんて思うこと自体、きっと間違っている。
だからこの気持ちは、誰にも言わずに隠し通すって決めている。


寮へ戻る途中、談話室の明かりがついているのに気づいた。
虎杖くんたちがいるのかと思って、扉を開ける。
すると、そこには――先生が長い脚を投げ出し、ソファの背もたれに深く身を預けて眠っていた。


珍しい。
先生が、こんなふうに無防備に眠っているなんて。


足音を忍ばせて近づいてみる。
目隠しは外されていて、長いまつ毛が頬に影を落としていた。
起きているときはあんなに人を食ったような顔をするのに、眠っているとなんだか幼く感じる。


そのとき、ローテーブルに置かれた先生のスマホの画面が、ふっと明るくなった。


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